胸元に「存在感のアクセント」をつくるポケットチーフ。 なかなか手が出ないアイテムのように思われがちですが、挿し方も簡単でワンランク上の胸元が出来上がります。 ビジネスからフォーマルシーンまで、チーフの挿し方の基本の「き」をご紹介いたします。
テレビのニュースキャスターが好んで折ったことから名付けられたTVホールドはビジネスからフォーマルまであらゆるシーンで活躍する最も定番な挿し方です。簡単な折り方ですが、色や素材で印象が変わります。
上辺を持ち、縦半分に折ります。
上辺を持ち、縦半分に折ります。
ポケットの大きさにあわせて、3等分になるように内側に折り重ねます。
ポケットの深さにあわせて、
下の部分を折り返します。チーフの縁が外へ向くようにポケットへ挿し、縁を1~2cmほどのぞかせ、全体の形を整えて完成です。
祝い事など最もフォーマルな場面に適した折り方です。
燕尾服やモーニング、ディレクターズスーツにはこの挿し方が一般的です。
正当な場所では、素材はリネンがいいと言われています。
三角形になるように対角線で折ります。
さらに三角に折り、
角が少しずれるように折ります。同じ要領で、先に作った2つの頂点と
ずらして折ります。ポケットの深さにあわせて、
下の部分を内部に折り返します。ハネの部分がジャケットのポケットから見えるようにチーフを挿し、全体の形を整えて完成です。
エレガンスな挿し方なら、クラッシュドスタイルを試してみるのもおすすめです。
少し無造作に形を整えるのがポイントです。
右手でチーフの中央をつまみ上げて、自然なシワができるように軽く振ります。
左手でチーフを絞るようにしながら、
上下を逆にします。ポケットの深さに合わせて、絞ったチーフを真ん中から二つに折ります。
縁とふくらみのバランスを整えます。
ポケットに挿したら、
ほどよく崩すのがポイントです。
胸ポケットから柔らかくのぞき見るようなパフドスタイルは、華やかな雰囲気を想像させてくれます。
タキシードに合わせたり、パーティーなどに挿してみてはいかがでしょうか。
カジュアルダウンの着こなしでも使えます。
右手でチーフの中央をつまみ上げて、自然なシワができるように軽く振ります。
右手はそのままつまんだ状態で、
左手でチーフの裾部分を軽く絞るように握ります。左手はそのままにし、
絞ったチーフを真ん中から二つに折ります。折り返した山の部分にボリュームを持たせます。
ポケットに挿したら、
ふんわりと膨らみを与えて形を整えて完成です。