麻布テーラーの人々 井上純さん(株式会社visumo代表取締役社長)

「麻布テーラーの人々」と題し、麻布テーラーと深く関係のある一線で活躍をされている方々にお話をうかがう本連載。今回は、企業の多様なビジュアル活用を支援しているビジュモの代表取締役社長、井上 純さんのご登場です。今、多くの企業が当たり前のように活用するようになった、消費者が「Instagram」や「X」などのSNSに投稿するUGC(ユーザー生成コンテンツ)を収集する機能に加え、ファッションブランドでは販売スタッフのコーディネート画像などを収集し、ブランドの公式サイトでデジタル接客を強化するサービスを提供しているビジュモ。今注目ですすべきIT企業の代表が着こなす、麻布テーラーのオーダースーツの魅力に迫ります。

麻布テーラーをはじめ、聞けば誰もがそれと分かる一流企業が次々と導入し、業績を伸ばしている話題のサービスを提供するビジュモ。2019年の会社設立からわずか5年足らずで東京証券取引所にIPO(新規上場)を果たしたそうで、今や大手有名企業を含め、既に900社以上の導入実績があるそうです。オフィスも若者が多く集まるファッションカルチャーの発信地、東京・原宿ですから、とても勢いを感じます。

井上さん:ありがとうございます。やはり、弊社にとって大きな節目となる上場でしたし、他の社内イベントとは別格の重要な場となりましたから、身だしなみには特に気を遣いました。ちょうど昨年12月の上場セレモニー用に麻布テーラーで仕立てたスーツが、このスリーピースです。

上場セレモニー用のスーツということもありましたので、やはり式典にふさわしいクラシックなスタイルであるスリーピースをおすすめいたしました。それにしても、わずか5年足らずで上場企業の仲間入りをされたわけですから、成長が早いITベンチャーとはいえ、異例のスピードかと思います。事業内容も非常に気になるところですが、まずは井上さんのご経歴から教えていただけますか?

井上さん:出身は大阪の堺市で、新卒で入社した会社も大阪市内のデジタルマーケティング支援やWebシステムの受託開発などの事業を幅広く展開していたベンチャー企業でした。そこで営業兼コンサルタントとしてキャリアをスタートさせたのが2008年です。ちょうど4年目に入った頃、東京へ転勤になりました。そこで実感したのが、東京の市場規模の大きさでした。やはりIT業界で勝負するなら東京なのだと確信し、より成長できる環境を求めて転勤後半年で転職を決意。転職先は1社目でも経験を積んでいたEC関連で探しました。

なるほど。より大きな市場規模をもった東京で勝負したいと考えたわけですね。そこで即座に行動に移されたところがやはりすごい。

井上さん:東京に転勤になり、転職活動を始めたのが2012年。当時、勢いもあって目に止まったのが、中堅・大手企業の通販サイトを構築する企業「ecbeing」でした。新しい営業組織を立ち上げるという募集にエントリーしまして、最終的には採用いただきましたが、後に200人以上の候補の中から選ばれたと2人のうちの1人だと聞いて驚きましたね。

その後、営業担当としてビームスやシップス、ナノ・ユニバースなど、人気セレクトショップの自社ECサイト構築プロジェクトを受注していくことで実績を積み上げ、会社からの評価も高まり社内でのポジションを上げていくことができました。

そんな「ecbeing」時代に、新規サービスの立ち上げを検討していた時期があり、アメリカの展示会を視察に行くチャンスが巡ってきたのです。そこで出会ったのが、UGC活用のソリューションでした。2016年頃でしたが、当時すでに「ナイキ」や「アディダス」と言ったグローバルブランドのサイトには、必ずSNSに消費者が投稿したスタイリング写真を転載したコンテンツがありましが、国内のECサイトにはまだほとんどなかったのです。

「これだ!」と思いましたね。最初は海外のUGC活用サービスの代理店になろうかと考えましたが、海外のソリューションは導入費用が高くて、国内の企業に聞いても「そんな費用は払えない」と門前払いだったのです。ならば、システム開発会社ですので自社で作ってしまおうと考え、開発したのが「ビジュモ」というわけです。

ビジネスの種を見逃さなかったのはさすがです! ちなみにアメリカでの展示会とのことでしたが、言語対応は問題なかったのでしょうか?

井上さん:ええ。実は、高校卒業後、2年間アメリカに留学をしていた経験がありましたから(笑)英語での会話は免疫があったので問題ありませんでした。実は中学から洋楽にハマり、ストリートでブレイクダンスを仲間と楽しむ日々を送っていたのです(笑)さらに高校からはDJをはじめ、よりアメリカの音楽文化や語学に興味を持ってしまい、最終的には留学しました。

ヒップホップカルチャーからのストリートファッションですか! 今の井上さんの姿からはまったく想像がつきませんね(笑)。では、既にその頃からファッションには興味があったわけですね。ヒップホップに目覚めた少年が、やがて大人になり、今度はIT事業を通してファッション企業とビジネスでつながっていくことになるとは。

井上さん:そうですね。社会人になってからは、さすがにストリートファッションとはいきませんでしたが(笑)、営業職ということもありましたので、やはりビジネスではスーツを着用することが多かったように思います。

IT 業界の方々といえばデニムにスニーカーなど、ラフなスタイルで働いていらっしゃるイメージがありますが。

井上さん:確かに、そうかもしれませんが、それも職種によるのかもしれませんね。私の場合、システム開発の営業職でしたからね。結局、決裁権をお持ちの方は管理職になるわけですから、当時20代だった私の年齢を考えれば、40〜50代の方々との商談の場に、カジュアルな装いはふさわしくありませんよね。

なるほど。ということは、既に20代からスーツをしっかり着こなしていたことになりますね。

井上さん:とは言っても、当時は、今ほどこだわって着ていたわけではなかったように思います(笑)。それでも何となく感じていたのが、自分の体型にぴったりフィットするスーツをなかなか見つけられなかったことですかね。

やはりフィット感を求めるのであればオーダースーツということですね。今回、オーダーをご体験いただいた感想はいかがでしたでしょうか?

井上さん:オーダーはもう最高!でした(笑)。こんなにオーダーが良いものだったなんて、体験する前には想像もできなかったくらい、もう「最高!」のひと言に尽きますね(笑)

ありがとうございます! ちなみに、ご満足いただいたポイントはどの辺りだったのでしょうか?

井上さん:そうですね。やはり、これまでのスーツでは体感したことのなかった着心地の良さと理想のシルエットを同時に叶えてくれたところに尽きますね。

実は私、首が長くて細く、なで肩なのに胸板が厚い上半身に加え、ウエストが細い割に、ヒップが大きく、太腿も太い下半身といったように、とてもアンバランスな体型なのです。ですから、スーツやシャツなど、既製品ですと満足のいくフィット感で理想のシルエットを実現するのは非常に難しい、という悩みがありました。それが、麻布テーラーさんでスーツをオーダーしたことで、一気に解消されたのですから、何とも衝撃でした。

井上さんのご希望をうかがいながら、シルエットにメリハリをもたせつつ、正しいフィット感でご着用いただけるよう、プロとしてしっかりとサポートをさせていただきました。

井上さん:そうでした。確か、上着の着丈はヒップが隠れるくらいの長さを保っていないと見苦しいなど、「スーツの正しい姿」を教わりながら、一緒に作り上げていったように思います。採寸やフィッティングなど、それぞれのプロセスのなかで、様々な“気づき”をいただいたお陰で、スーツの価値観もこれまでとはガラリと変わったことを覚えています。“あるべきスーツ姿”と“自分好みのシルエット”を絶妙にアジャストしていただいたことに、とても満足しています。

やはり、会社上場という一世一代の晴れ舞台でしたから、恥をかくわけにもいきませんし、後々、振り返った時に身だしなみで後悔もしたくありませんでしたから、いつの時代も変わらぬ正装である「スーツ」は間違いのない選択だったと思っています。しかも、それが麻布テーラーさんで仕立てた自分も納得のオーダースーツでしたから、なおさら気持ちも高ぶりました。

微光沢が上品なこちらの生地は、国内毛織物の産地である愛知の尾州で織られているウール100%のモノ。国産らしいしっかりとした生地で耐久性にも優れ、式典やパーティシーンはもちろん、ビジネスシーンでもよりたくさんご活用いただけると思います。濃すぎず、かといって明るすぎない、絶妙なバランスのネイビーの色合いが井上さんの明るい肌によく馴染んで、とてもお似合いです。

井上さん:自分のパーソナルカラーとも照らし合わせながらこだわって選んだ絶妙な色合いがとても気に入っています。自分の気に入った色柄の生地をじっくりと選べるところも、オーダースーツの醍醐味ですよね。より高いクオリティをスーツに求めようと思うなら、やはりオーダーに尽きることを体感しました!この品質をあの価格で実現してくれるのですから、社会的立場のあるビジネスマンこそ、スーツは麻布テーラーでオーダーを利用すべきだと思いますね。

ありがとうございます。今後、益々の発展が期待される企業ですし、そのトップとして、井上さんには周囲からの注目も集まるはずです。

井上さん:やはり、これからは私の見た目が企業イメージに直結しやすいということも意識しないといけませんね。ファッションクライアントも多いことですし、これを機に、清潔感あるスタイリッシュな服装を心掛けて、これからも麻布テーラーのオーダースーツを楽しんでいきたいと思います!


井上 純 さん
2012年にIT系スタートアップを経て、国内有数企業のECサイト構築を手掛けるecbeing社に入社しコンサル営業に従事。
2017年にUGCを活用する新サービス“visumo”を立ち上げ、2019年4月に株式会社visumo設立と共に取締役に就任。
2023年4月には同社の代表取締役に就任し、2024年12月に東証グロース市場への上場を達成。
引き続き国内外における次世代のビジュアルマーケティングを推進すべく活動中。

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