麻布テーラーの人々 プロバスケットボール選手 川真田紘也 選手

「麻布テーラーの人々」と題し、麻布テーラーと深く関係のある一線で活躍をされている方々にお話をうかがう本連載。今回は、「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」において日本代表にも選出された長崎ヴェルカ所属のプロバスケットボール選手、川真田紘也選手の登場です。徳島県出身の26歳、“マイキー”の愛称で親しまれる今注目すべき次世代のビッグマンが着こなす麻布テーラーのオーダースーツの魅力とは?

外国籍選手も含め、2m前後の大男たちがものすごいスピードと跳躍力でガンガンぶつかりあう。その大迫力と躍動感が多くのファンを魅了し、国内のバスケ人気は近年急激に高まり、観客動員を右肩上がりに伸ばしている。なかでも、クラブ創設から最短でB1昇格を果たし、今、最も勢いのあるクラブとして注目されているのが長崎ヴェルカだ。川真田選手の魅力は、コート内でのフィジカルなプレーはもちろん、チーム全体を盛り上げることのできるムードメーカーとしての存在感にある。

昨年6月に、滋賀レイクスから長崎ヴェルカへと移籍され、新たな環境のもとでプロ生活をスタートさせました。長崎での生活にはもう慣れましたか?

川真田さん:引っ越してきて半年ぐらいたちましたが、長崎は異国感があってとても趣深い街だと感じています。発足してまだ4年目の若いクラブですが、とにかく熱いファンが多くて、街中でも声を掛けられたりすることが多くなりました(笑)。まだまだ慣れていない土地なので、色々と面白い場所を開拓していきたいですね。

なるほど。昨今のバスケ人気は、やはり本物ですね!チームが変わったということは、攻守の細かいルールはもちろん、チーム内におけるご自身の役割などについても何か変化があったのではないでしょうか?

川真田さん:僕はビッグマンなので、とにかくディフェンスで体を張って、リバウンドに積極的に絡んでいって、スクリーンをかけてもらってオフェンスのチャンスを作り出すといった役割についてはそれほど大きく変わりはありません。

そういえば、先日、千葉で開催されたりそなグループBリーグオールスターにおいてもアグレッシブなプレーで見事に「初代MIP」を受賞されました。おめでとうございます!

川真田さん:ありがとうございます!いやもう純粋にすごく楽しめましたね。日本のバスケの盛り上がりも含めて、もう最高の2日間でした。

シーズン中は、8日間で5試合というハードスケジュールになるようなこともあるそうですね。移動の負担も多く、コンディションに関しては綿密なケアが必要な状況だと思います。試合や移動などで完全にオフになる日は非常に少ないかとは思いますが、時間ができた休日などはどのように過ごしていらっしゃるのでしょうか?

川真田さん:試合や練習もそうですが、移動スケジュールもハードになりますので、オフの日は、身体を休めるためにも、とにかく充分な睡眠を取ることを心掛けています。それと、肉好きなので(笑)ガッツリとお肉を食べに仲間と出掛けてエネルギーをチャージすることが多いかもしれません(笑)

仲間とワイワイ外食するだけでもストレス発散やリフレッシュにもなりそうですね。ちなみに、そんな時はどんな装いで出掛けるのでしょうか?

川真田さん:さすがにスーツとまではいきませんが、それなりの場所に食事に行くような時はジャケットを羽織ることが多いかもしれませんね。ジャケットなら、既製品でもなんとか私の身体に合うサイズを見つけることができますが、スーツとなるとパンツの丈がどうしても足りないことが多くて(笑)。ジャストサイズの一着は、やはりオーダーでないと難しくなりますね。

確かに、204cmの身長にジャストフィットするスーツを見つけるのは至難の業(笑)。その点、オーダーであれば、自身の体型に合わせて仕立てられるので、よりスタイリッシュに着こなせたり、良いことづくめです。特に、日々何かとお忙しい経営者の方々をはじめ、アスリートの皆さまには時間対効果の面でも、非常にご満足いただいています。

川真田さん:確かに、あれこれお店で悩んで時間を使ってしまうよりも、限られた時間で間違いのない一着を手に入れることができるわけですからね。私のような体型的な悩みを抱えたアスリートの方はもちろん、一般の方でもスーツ初心者ほどオーダーを利用した方が、間違いない一着に最短で辿り着けるのかもしれません。

実はこの撮影の前に、姉の結婚式に参列するためにフォーマル用のブラックスーツが欲しいなと思っていたこともあって、移動の合間に、東京・丸の内の店舗にうかがってオーダーさせていただきました。専任のスタッフの方に色々と相談をしながら生地を選んで、細かく採寸もしていただいたんです。

身長が高い割に、上半身が細身な川真田さんの場合、シルエットにメリハリをつけてスーツに表情を与えることで、凛とした立ち姿を演出するシャープなラインが生まれるようにご提案をさせていただきました。見た目の印象が変わるだけでも、その人が放つ「オーラ」や「威厳」は変わってくるものです。

川真田さん:確かに、いつも着ているジャケットよりもシルエットにメリハリが効いていて、普段より数倍スタイリッシュに見えますね(笑)

そして今日は、年齢にふさわしい若々しさとアスリートらしいアクティブな印象を意識して、あえて白スニーカーを合わせるスタイルに挑戦していただきました。とてもお似合いだと思います。感想はがでしょうか?

川真田さん:これまでは、やはり「スーツ=革靴」というイメージがありましたから、スニーカーを合わせるという着こなしは、とても新鮮です。何より身体にフィットしたスーツって、こんなに快適なことに驚いています! スニーカーを履いたこともあって、なんだかドリブルをしたくなってきました(笑)

ありがとうございます。せっかくなのでフォーマルはもちろん、普段のパーティシーンなどでも気軽に着用していただきたいとも思っていましたので、あまり堅すぎず、かと言って砕けすぎない、絶妙なバランスを狙ってみました。

川真田さん:なるほど! 結婚式ではタイを締めましたが、今日のように、チェックのシャツにスカーフを合わせるような着こなしも面白いですね。普段、シャツを着る機会も少ないうえ、着るにしてもチェックシャツを着ることは稀ですから。

シックなモノトーン系でVゾーンをまとめて、襟元にスカーフを巻くなど、少しドレッシーな要素を小物類で足してあげれば、ブラックスーツも日常的に愉しんでいただけると思います。

川真田さん:こんな装い方ができるのなら、ブラックスーツも気軽に愉しめますね。これは色々な場面で活躍してくれること、間違いなしです!

ありがとうございます。黒スーツに白スニーカー、そして何と言っても金色に染めた髪の色が装いのスパイスとなって、モードな雰囲気すら感じられます。まるで、海外ブランドのコレクションでランウェイを颯爽と歩くファッションモデルのよう。これを機に、そんなオファーが来てしまうかも! 川真田さんといえば、やはり髪の色も特徴的ですよね。赤や青、そして金髪と……。

川真田さん:ワンシーズン1色と決めているんです。日本代表に選ばれた時は日の丸の赤、滋賀時代はチームカラーの青に染めて、今シーズンは長崎のカステラにちなんで金髪ならぬ“カステラ色”に(笑)

さすが、天性のエンターテイナー! バスケも今やプレー以外の部分でも観客を魅了していますよね。選手のキャラクターはもちろん、会場もこれまで以上にライブエンターテインメント場のような空間になっていますし。 こちらのアリーナも、中央には大型のセンターハングビジョンが吊り下げられ、観客席の傾斜は上段席からでも選手の顔がよく見えるよう工夫されている。アリーナでの観戦は観客を非日常のへといざなう仕掛けがあちこちに見受けられます。

川真田さん:試合観戦はもちろんですが、試合以外の時間にも各クラブがさまざまに工夫を凝らしています。ひとたびアリーナに入れば、最初から最後までライブスポーツエンタメを楽しむことができるんです。ハピネスアリーナをはじめ、スタジアムシティが新しくできて日々、長崎がどんどん盛り上がっているのを感じているので、皆さんにもその熱量を肌で感じてもらいたいと思います。

なるほど。来年、長崎で開催予定のオールスターゲームが既に今から待ち遠しいです!


川真 田紘也 さん
1998/6/16 徳島県出身。天理大学から佐賀バルーナーズ、滋賀レイクスを経て2024-25シーズンより長崎ヴェルカへ加入。
フィジカルを生かした身体を張った力強いインサイドプレーが持ち味でFIBA バスケットボールワールドカップ 2023では日本代表に選出。コート外では全国各地、幅広い年齢層に愛されている稀代のムードメーカーだ。

来店予約・店舗一覧

麻布テーラーではお客様をお待たせすることなくゆったりとお買い物いただくため、来店のご予約を承っております。

来店予約に進む