生地語り「別注 Cloth Ermenegildo Zegna -BIELMONTE-」
Cloth Ermenegildo Zegna
「麻布テーラー別注 英国調夏生地」
他には無い生地が麻布テーラーにはあります。世界に名だたるブランドの別注生地を毎シーズンご用意しております。しかし、その別注もただ単に売れ筋の生地を用意しているわけではありません。本物という意味合いの「クラシック」をベースにしながらも、今、着たいという「革新的な時代性」のある生地がコンセプトです。そして、今回出会ったのが、クロス エルメネジルド ゼニアのBIELMONTE-ビエルモンテ-でした。クラシックな夏素材の重厚な見え方でありながら、軽さのあるギャップとトーオンオントーンでの繊細な柄出しが、今を感じる温故知新な別注夏生地です。
全ての分野におけるクラシックと呼ばれるものが誕生した時には、おそらく「革新的」な存在であったに違いありません。生まれた時は革新であっても「本物」だけが後にそう呼ばれる存在なるではないでしょうか。この別注ビエルモンテも将来のクラシックに成り得る名品です。BIELMONTE
ビエルモンテの最大の特徴は、ハリとコシが強い素材であることです。一般的にイタリア素材は、柔らかなタッチと光沢感が持ち味ですが、これまでのクロス エルメネジルド ゼニアコレクションには無かったハードタッチが印象的な素材です。さらに、環境保護にも取り組んでおり、サステナブルの一環として、染めや仕上げの段階でもクロムや他の環境や身体に有害な物質を一切使用していないのが、このビエルモンテでもあります。
麻布テーラーは、清涼感がありながら、尚且つ抜群の洒落感を演出できる二兎を得た実用性の高さに着目して、ラギッドな表面感でありながら、スマートな装いができる、ネイビーとグレージュのストライプ柄の別注生地をご用意いたしました。
トレンドを盛り込みました
麻布テーラーのクリエーションチームは、海外のトレンド情報をベースにしながらも、アーカイブのインスピレーションを受けて、日本のライフスタイルを意識した色柄出しをしていきます。
今シーズンのファブリックトレンドである「クリスピー&エアリー」「ソフィスティケイティド レトロ パターン」。反発感ときしみ感のある強撚糸使いである、平織ベースの正統派夏素材である「クリスピー&エアリー」、ベース色と同系色の意匠糸で1980年代調のぼんやりとムード「ソフィスティケイティド レトロ パターン」のキーワードを盛り込みました。注目柄の太目のストライプは、タイドアップのクラシックに決めるのはもちろんのこと、レトロポロでモダンにドレスダウンすることもできる汎用性もあります。