生地語り今選ぶべき至高の生地

オーダーの醍醐味は生地選びにあるといっても過言ではありません。
麻布テーラーが自信をもっておすすめしたい生地をご紹介します。

DORMEUIL
「麻布テーラー別注夏仕様のドーメル・パタゴニアウール」

他には無い生地が麻布テーラーにはあります。世界に名だたるブランドの別注生地を毎シーズン展開しています。しかし、その別注もただ単に売れ筋の生地を用意しているわけではありません。本物という意味合いの「クラシック」をベースにしながらも、今、着たいという「革新的な時代性」のある生地がコンセプトです。そして、麻布テーラーが自信をもっておすすめしたい生地が、ドーメルのパタゴニアウール。1957年に発表された、ドーメルのシンボルでもあるトニックの風合いをパタゴニアウールのみで織り上げた新パタゴニア素材です。

PATAGONIA WOOL

トニックは1957年に発表され、現在でも30%モヘア使用の＜TONIKⓇ2000＞、そして90%モヘアを使用した＜NEW TONIKⓇ＞と形をかえながらも展開している、ドーメルのシンボル的ロングセラー素材です。今回、麻布テーラーが着目したPATAGONIA WOOL（パタゴニアウール）は、オリジナル＜TONIKⓇ＞の風合いをパタゴニアウールのみで織り上げた新パタゴニア素材です。アンデス山脈から拭き下ろす強い風と灼熱の暑さの自然環境にある南アメリカ大陸のアルゼンチンとチリに跨るパタゴニア地域で良質なパタゴニアウールは産出されます。パタゴ二アウールはクリンプが多く、強く膨らみがあり、服地に仕上げると通気性、保湿性、そして伸縮性を併せ持ち合わせます。毎年限られた量の原料の刈り上げとなり希少性高い原料です。その革新的な夏のラグジュアリー素材に麻布テーラーのセンスが光る色柄を別注しました。

別注トレンドデザインとトレーサビリティの共存

今シーズンのファブリックトレンドである「クリスピーでエアリー」「ソフィスティケイティドなレトロパターン」。あえてベース色と同系色の意匠糸でチェック柄を構成することで、トレンドの英国調を感じながらビジネスシーンにもマッチする品格も持ち合わせています。また、クリスピーな素材感で柄の主張がマイルドになっているので、手持ちのシャツやネクタイとのコーディネーションがしやすいのも特徴です。さらに、パタゴニアウールはトレーサブルとなっており、原料の選定からパタゴニアウール服地の織り上げの各生産段階までのプロセスも特定、認証されています。まさに、今を感じる最旬生地です。