パーソナルオーダースーツで培った経験とテーラーリング技術を生かし、毎シーズン新しいアイテムを世に送り出している麻布テーラー。スタッフのアイデアや顧客のニーズ、最新トレンドを踏まえて開発されたプロダクトはライフスタイルの質を高める逸品揃いだ。
01「仮縫い」 という新しい愉しみ
オーダースーツにおける「仮縫い」とは、生地を縫い合わせた仮のスーツを使ってサイズを確認する工程のこと。手間はかかるものの、細やかなサイズ調整や体形のクセの補正によってジャストフィットを実現できるほか、スーツの完成イメージが掴みやすいといったさまざまなメリットがある。今シーズン、麻布テーラーはブランド初となる仮縫い付きの「プレシャスフィッティング」をリリースした。仮縫いにより、体を美しく包み込むラインと抜群の着心地を実現。加えてゴージラインやポケット位置なども好みの位置に調整可能に。自身のこだわりを色濃く反映させた一着を仕立てることができる。
完成までの過程を 安心して愉しめる
ジャケットの仮縫いは、サイズ感だけでなく、ラペル幅、ポケット位置、ボタン位置などのバランスの確認と調整ができる。また、仮縫いはパンツやベストにも対応。仮縫いオプションの価格は33,000円〜。納期は約3カ月~。※銀座7th店、二子玉川店のみ取り扱い
- 1度目のご来店
- ●生地選び ●デザイン相談 ●採寸
- 2度目のご来店
- ●仮縫い試着
CHANGE
- 【ジャケット】
- サイズ、ラペルの幅、
- ゴージラインのバランス、
- ポケット・ボタンの位置
- 【パンツ】
- サイズ
- 【ベスト】
- サイズ、ポケットの位置
- ボタンの位置
- 3度目のご来店
- ●試着 ●最終確認 ●納品
02機能性に磨きをかけた スペシャルファブリック
膨大な生地バリエーションを保有する麻布テーラーだが、生地に求められるニーズは時代とともに変化する。ベストな生地が無ければ、自分たちで開発する。そんなスタイルを貫く同店は毎シーズン名だたる生地ブランドと共同開発した別注生地を世に送り出している。今シーズンはクラシックな風合いはそのままに機能性をブラッシュアップした3つの別注生地に注目だ。
03最高に使えるスーツ。 その答えは「デニム」だ
デニムは便利なアイテムだ。丈夫で気兼ねなく着られるし、コーディネートの幅も抜群に広い。濃い色を選べば、キレイめにだって着こなせる。そんなデニムのアドバンテージに目をつけた麻布テーラーは、画期的なデニム生地のスーツを提案する。こちらの一着に使用されているのは、デニムの聖地と名高い岡山県・児島を代表するジーンズメーカー、「ベティスミス」が手がけるデニム生地。深みのあるインディゴブルーが印象的な12オンスの生地はしっかりとしたハリコシのある素材ながら、抜群のストレッチ性を兼ね備えている。そんなデニム生地をあえてのスリーピースで。ラフな風合いとドレッシーなスタイルのコントラストがこなれた雰囲気を醸し出す。ビジネスをはじめ、普段のお出かけやパーティなど、多彩な着こなしやシーンにマッチする万能スーツとなることだろう。
着続けるほどに風格を増すデニムスーツ
今季いち押しのラペル付きベストがセットになったスリーピース。裏地は爽やかな白を選んで、ジャケットにはチェンジポケットを選択。この生地のほかにも、オンスや色の濃淡などさまざまなデニム生地を選ぶことができる。納期は約6週間~。※10月29日発売予定 116,600円(オーダー価格)/麻布テーラー
04新しいビジネススタイルの キーワードは「サステナブル」
「サステナブル(持続可能な)」は現代のファッションシーンにおける重要キーワードであり、ファッションブランドの責務でもある。近年、多くのビッグメゾンがサステナブルな取り組みを行っているが、麻布テーラーが開始するのは服を愛する人にも配慮したプロジェクトだ。それは顧客のクローゼットで眠っている洋服としての役割を終えたアイテム(麻布テーラーの商品のみ対応)を使って、新しいプロダクトを作り出すという画期的なプロジェクト。麻布テーラーは生地を有効に再利用できるうえ、顧客はオンリーワンのアイテムを手に入れることができる。納期はそれぞれ約2カ月程度。愛着のあった洋服がどんな風に生まれ変わるのか。仕上がりが楽しみだ。