生地語り 2024-2025 AW vol.1
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オーダーの醍醐味は、生地選びにあるといっても過言ではありません。
麻布テーラーが自信を持っておすすめしたい生地をご紹介いたします。
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「ゼニアが織り上げた、麻布テーラーだけのグレンチェック」
Cloth Ermenegildo Zegna×azabu tailor
【15milmil15】
100%Wool 230g/m Made in Italy
オーダーシングルスーツ¥176,000~
エレガンスをキーワードとする15milmil15 は、オーストラリアの最高品質から選ばれたスーパーファインメリノウールの長くて柔らかい繊維を主成分とする生地です。15milmil15 の名前は、その繊維の細さを示しており、15 マイクロンの極めて細い羊毛繊維で構成されています。わずか15 マイクロンの非常に細い繊維はカシミヤと同等クラスの細さを誇り、とても柔らかくシルクのような上品な光沢もあわせ持っています。麻布テーラーは、15milmil15という素材をベースに、グレンチェックのグレーとネイビーを別注しました。あえて、伝統柄をベースカラーに馴染ませながら、オーバーペンには上品にトレンドカラーを配しました。クラシックでありながら、エレガントでもありトレンドカラーのフィーリングも味わえる、シーズンテーマであるロイヤルクラシックを代表する、正しくもノーブルなムードのスーツです。
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「ロンドンの仕立て職人が愛した幻の生地を現代的に甦らせる」
MARLING&EVANS×azabu tailor
【LONDON SHRUNK】
100%Wool 280g/m Made in England
オーダーシングルスーツ¥88,000~
ウールは製造工程の違いにより、紡毛と梳毛に分類されます。短く太い繊維を紡毛といい、短い毛をつむいで糸にします。紡毛糸を使った織物は、ツイードやフランネルなど起毛していて保温性が高いものが多く見られます。また、長くて細い繊維を梳毛といい、短く太い繊維をすいて取り除きます。一般的なスーツで使用され、滑らかさと光沢感が特徴です。マーリン&エヴァンスは、その紡毛素材を得意とするメーカーで、梳毛素材のコレクションはありません。しかし、マーリング&エヴァンスの物づくりに強く惹かれた、サヴィル ロウのテーラー達のリクエストによって生まれた梳毛素材が過去に存在していました。麻布テーラーは、そのアーカイブ素材に着目し、昨年に復刻させた特別なクオリティは大ヒット。今シーズンは、注目柄のグレンチェックをモダンカラーで別注。細番手糸を使用しながらロンドンシュランクと呼ばれる最高ランクのフィニッシングを施すことで光沢と風合いともに抜群の仕上りです。
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「英国的クラシック柄とイタリアの色気が共存」
FRATELLI TALLIA DI DELFINO×azabu tailor
【DOLCE VITA】
100%Wool Super160’s 260g/m Made㏌Italy
オーダーシングルスーツ¥110,000~
麻布テーラーが着目したのは、タリア デルフィノの中でも最高ランクのみに付けられるドルチェビータです。15.5マイクロンという極細の原毛を使用した、柔らかく、しなやかな、とろけるような風合いが特徴のラグジュアリーな素材は、見た目のエレガントさとは反して、タテヨコ両方向に伸びる機能性も付加されています。ラグジュアリーでありながら、機能的という現代のドレスウェアーに必要な要素が揃っています。麻布テーラーは、ドルチェビータという素材をベースに、英国生地に起源を持つとされているバーズアイ柄を別注しました。英国王室を彷彿とさせる、由緒正しくクラシックな雰囲気のバーズアイ(鳥の目)は、イタリアの色気と交じり合い、ロイヤルクラシックなスーツが完成しました。
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