チーフの挿し方

胸元に「存在感のアクセント」をつくるポケットチーフ。 なかなか手が出ないアイテムのように思われがちですが、挿し方も簡単でワンランク上の胸元が出来上がります。 ビジネスからフォーマルシーンまで、チーフの挿し方の基本の「き」をご紹介いたします。

覚えておきたいチーフの挿し方

TVホールド

テレビのニュースキャスターが好んで折ったことから名付けられたTVホールドはビジネスからフォーマルまであらゆるシーンで活躍する最も定番な挿し方です。簡単な折り方ですが、色や素材で印象が変わります。

  1. 上辺を持ち、縦半分に折ります。

  2. 上辺を持ち、縦半分に折ります。

  3. ポケットの大きさにあわせて、3等分になるように内側に折り重ねます。

  4. ポケットの深さにあわせて、
    下の部分を折り返します。

  5. チーフの縁が外へ向くようにポケットへ挿し、縁を1~2cmほどのぞかせ、全体の形を整えて完成です。

スリーピークマナー

祝い事など最もフォーマルな場面に適した折り方です。
燕尾服やモーニング、ディレクターズスーツにはこの挿し方が一般的です。
正当な場所では、素材はリネンがいいと言われています。

  1. 三角形になるように対角線で折ります。

  2. さらに三角に折り、
    角が少しずれるように折ります。

  3. 同じ要領で、先に作った2つの頂点と
    ずらして折ります。

  4. ポケットの深さにあわせて、
    下の部分を内部に折り返します。

  5. ハネの部分がジャケットのポケットから見えるようにチーフを挿し、全体の形を整えて完成です。

クラッシュド

エレガンスな挿し方なら、クラッシュドスタイルを試してみるのもおすすめです。
少し無造作に形を整えるのがポイントです。

  1. 右手でチーフの中央をつまみ上げて、自然なシワができるように軽く振ります。

  2. 左手でチーフを絞るようにしながら、
    上下を逆にします。

  3. ポケットの深さに合わせて、絞ったチーフを真ん中から二つに折ります。

  4. 縁とふくらみのバランスを整えます。

  5. ポケットに挿したら、
    ほどよく崩すのがポイントです。

パフド

胸ポケットから柔らかくのぞき見るようなパフドスタイルは、華やかな雰囲気を想像させてくれます。
タキシードに合わせたり、パーティーなどに挿してみてはいかがでしょうか。
カジュアルダウンの着こなしでも使えます。

  1. 右手でチーフの中央をつまみ上げて、自然なシワができるように軽く振ります。

  2. 右手はそのままつまんだ状態で、
    左手でチーフの裾部分を軽く絞るように握ります。

  3. 左手はそのままにし、
    絞ったチーフを真ん中から二つに折ります。

  4. 折り返した山の部分にボリュームを持たせます。

  5. ポケットに挿したら、
    ふんわりと膨らみを与えて形を整えて完成です。